【書評】エンジニアの知的生産術

 

 

動機 

  1. 学び方について学べば、今後の人生に多大な影響をあたえると考えたため
  2. どのようにアウトプットすれば良いのか悩んでいたため
  3. 息抜きとして非プログラミング本が読みたかったため

 

気付き

知りたいところから読む(遅延評価的勉強法)

購入した本は1ページ目から最後まで順番に読まないとダメだ、という自分ルールみたいなものがあった。

プログラムの遅延評価やYAGNI原則(必要になるまで機能を追加してはいけない)を勉強にも当てはめ、知りたいところから学ぶ手法も今後取り入れていく。

 

タスクが大きすぎてやる気が出ない場合は、ポモドーロテクニック

仕事でもプライベートの勉強でもやる気が出ないときは、タスクが大きすぎるという場合が多い。

そんな時はポモドーロテクニック

※1ポモドーロ = 25分

  1. タスクの大きさをポモドーロの個数で見積もる
  2. 1ポモドーロの間はタスクの変更をせずに1つのことに集中する
  3. 1ポモドーロ集中した状態を継続できたら、一旦リフレッシュして視点の切り替え

 

いきなりパワポではなく、「KJ法

これまで私は、大学や会社で何か発表する必要がある場合は、まずパワポを開いて思いついた順番に書いていく、という手段を用いるのが当たり前だった。

これでは思考が整理されていない状態で行き当たりばったりに書いていくことになるので、やたら時間がかかるし、体系的ではなくなってしまう。

そこで、考えをまとめる手法として、文化人類学者の川喜田二郎が考案したKJ法を利用する。

KJ法をざっくり説明すると以下の手順。

  1. 付箋にアイデアを書き出す(付箋1枚に1アイデア
  2. 書き出した付箋どうしの関係を見つけてグループ化
  3. グループをうまく要約した表札をつける

オンライン付箋サービスで良さげなものを見つけたので今後利用してみる。

ja.linoit.com

 

まとめ

もう少し気軽に読める本かと思っていたが、想像以上に内容が濃くて良い意味で裏切られた。

所々ピンと来ない内容があったので、著者が冒頭で述べているように、「あ、このことだったんだ」と感じた時に読み返すと、とても効果的だと思う。

 具体的な方法論に関しては自分で考える必要がある本(開いている本という)なので、アウトプット方法についての悩みがすぐに解消されるということはなかった。

まずは、気付き欄に挙げた手軽に試せる3つのテクニックを普段の生活に取り入れることで、知的生産の質を高めていきたい。